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『入梅いわし』とは何か?また、『入梅』と『梅雨入り』との違いとは?解説。

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毎年6月頃になると、魚売り場やニュースで「入梅いわし(にゅうばいいわし)」という言葉を耳にすることがあります。

しかし、

  • 入梅いわしとは何なのか?
  • 普通のイワシと何が違うのか?
  • 入梅と梅雨入りは同じ意味なのか?

と疑問に思う方も多いでしょう。

実は入梅いわしは、一年の中でも特に脂が乗って美味しいとされるマイワシのことで、旬の魚として高く評価されています。

この記事では、入梅いわしの意味や特徴、入梅と梅雨入りの違い、そして美味しい食べ方までわかりやすく解説します。


入梅いわしとは、暦の上で「入梅」の頃に水揚げされるマイワシのことです。

特定の品種ではなく、季節による呼び名になります。

特に千葉県銚子港周辺で水揚げされるマイワシが有名で、この時期のイワシは脂肪分が豊富で非常に美味しいとされています。

入梅いわしの読み方

「入梅いわし」は 「にゅうばいいわし」 と読みます。

「入梅(にゅうばい)」という季節の言葉と「いわし」が組み合わさった名称です。

なぜ美味しいのか?

梅雨前後になると、イワシは産卵を終え、再び栄養を蓄え始めます。

そのため、

  • 脂がたっぷり乗る
  • 身が柔らかくなる
  • 旨味が増す

という特徴があります。

脂質含有量が20%を超えることもあり、「海のトロ」と呼ばれるほど濃厚な味わいになることもあります。


入梅とは、雑節(ざっせつ)のひとつです。

雑節とは、季節の移り変わりを示す日本独自の暦のことを指します。

入梅の日は毎年ほぼ決まっている

現在の暦では、入梅は毎年6月11日頃になります。

年によって1日前後することがありますが、大きく変わることはありません。

農業の世界では、

  • 田植え
  • 稲作準備
  • 雨季の目安

として重要な意味を持っていました。


多くの人が混同しますが、入梅と梅雨入りはまったく別のものです。

入梅は暦上の日

入梅は暦によって決められています。

毎年ほぼ同じ日に訪れます。

例えば、

  • 2026年の入梅:6月11日頃

というように事前に分かっています。

梅雨入りは気象現象

一方の梅雨入りは、気象庁が発表する気象現象です。

その年の天候によって変わります。

例えば、

  • 5月末に梅雨入りする年
  • 6月中旬に梅雨入りする年

もあります。

つまり、

項目入梅梅雨入り
種類気象現象
決める人暦法気象庁
時期毎年ほぼ固定毎年変動
意味梅雨の目安実際に梅雨が始まること

という違いがあります。


入梅いわしの旬は主に

  • 6月上旬
  • 6月中旬
  • 6月下旬

です。

特に梅雨時期のマイワシは脂の乗りが良く、高級魚にも負けない美味しさと言われています。

地域によって多少異なりますが、一般的には6月から7月初旬が最盛期になります。


イワシは栄養の宝庫として知られています。

DHA

脳の働きをサポートするとされる成分です。

青魚の代表的な栄養素です。

EPA

血液をサラサラにする効果が期待される脂肪酸です。

生活習慣病予防にも注目されています。

カルシウム

骨ごと食べられるため、カルシウムを効率よく摂取できます。

ビタミンD

カルシウムの吸収を助ける重要な栄養素です。


脂がたっぷり乗った入梅いわしは、シンプルな調理法ほど美味しさが引き立ちます。

刺身

鮮度が良ければ刺身がおすすめです。

脂の甘みを最も感じられる食べ方です。

塩焼き

皮目から脂がジュワッと溢れ出します。

ご飯との相性も抜群です。

つみれ汁

イワシの旨味が出汁に溶け込み、梅雨時期の肌寒い日にぴったりです。

なめろう

千葉県の郷土料理として有名です。

味噌や薬味と一緒に叩くことで旨味がさらに引き立ちます。

天ぷら

入梅いわしは天ぷらにしても美味しくいただけます。

脂が乗った身は加熱してもふっくらとしており、外はサクサク、中はジューシーな食感を楽しめます。塩や天つゆで食べると、入梅いわしならではの旨味が引き立ちます。

イワシの梅煮

入梅いわしは梅煮にもよく合います。

梅干しと一緒に煮ることで、イワシ特有の臭みが和らぎ、さっぱりとした味わいになります。ご飯のおかずにもぴったりの定番料理です。


入梅いわしといえば千葉県銚子市が有名です。

銚子市周辺は黒潮と親潮が交わる好漁場であり、多くの魚が集まります。

そのため良質なマイワシが大量に水揚げされることで知られています。

毎年この時期になると「銚子入梅いわし」として各地に出荷され、多くのファンを楽しませています。


入梅いわしはブランド魚ですか?

ブランド登録された魚ではありません。

季節を表す呼び名であり、主に旬のマイワシを指します。

普通のイワシと何が違うのですか?

魚種は同じマイワシです。

違いは脂の乗りや旬の時期にあります。

梅雨が来なくても入梅いわしはあるのですか?

あります。

入梅は暦上の名称なので、実際の梅雨入り時期とは関係ありません。


入梅いわしとは、入梅の時期に水揚げされる脂の乗った旬のマイワシのことです。

特に千葉県銚子沖で獲れるものが有名で、「海のトロ」と呼ばれるほど濃厚な旨味を楽しめます。

また、「入梅」と「梅雨入り」は同じように聞こえますが、

  • 入梅=暦上の季節の目安
  • 梅雨入り=実際の気象現象

という明確な違いがあります。

毎年6月になると店頭に並び始める入梅いわし。旬ならではの脂の旨味をぜひ味わってみてください。

イワシ丼

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