かつて「迷惑系YouTuber」として世間を騒がせた、へずまりゅう氏。
過激な動画投稿や数々の騒動によって、決して良いとはいえないイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
ところが、そんなへずまりゅう氏が大きく変わったと話題になっています。
2025年7月20日に行われた奈良市議会議員選挙で、なんと8,320票を獲得して初当選。現在は奈良市議会議員として活動しています。
しかも、単に議員になっただけではありません。
奈良公園の鹿を守る活動や地域の清掃活動に取り組み、議員報酬を自ら公開。さらに、議員活動に使うための政務活動費を返納するなど、以前のイメージとは異なる行動を見せています。
いったい、へずまりゅう氏に何があったのでしょうか?
今回は、へずまりゅう氏が変わった理由を過去の出来事から考察するとともに、奈良市議としての活動、妻(嫁)の存在、気になる議員としての年収まで詳しく紹介します。
へずまりゅうとは何者?過去の迷惑系YouTuber時代を振り返る

へずまりゅう氏は、山口県出身の元YouTuberで、現在は奈良市議会議員を務める人物です。
本名は原田将大(はらだ しょうた)。1991年5月9日生まれで、2026年11月現在35歳です。
以前は「迷惑系YouTuber」として知られ、他のYouTuberへの突撃や、周囲を巻き込む過激な行動によって注目を集めていました。
なぜ迷惑系YouTuberとして有名になったのか?
へずまりゅう氏の知名度を高めたのは、いわゆる「凸(とつ)」と呼ばれる突撃型の動画投稿でした。
有名人やYouTuberに突然接触したり、相手の反応を撮影したりするスタイルで、SNSを中心に話題を集めていました。
しかし、その行動は次第にエスカレート。
2020年には、愛知県内のスーパーで会計前の魚の切り身を食べた事件などで逮捕され、後に有罪判決を受けています。
動画の再生回数や話題性を追い求めるあまり、社会的なルールを逸脱してしまったのです。
当然ながら、こうした行為には多くの批判が寄せられました。
過去の行動は簡単に消えるものではない
へずまりゅう氏が現在どれほど真面目に活動していたとしても、過去の迷惑行為によって被害を受けたり、不快な思いをしたりした人がいた事実は変わりません。
そのため、現在の活動を評価する人がいる一方で、今なお厳しい視線を向ける人がいるのも当然でしょう。
重要なのは、過去をなかったことにするのではなく、現在の行動を積み重ねて信頼を取り戻していけるかどうかです。
へずまりゅうはなぜ変わった?人生の転機を考察
かつての迷惑系YouTuberから、地域社会のために活動する市議会議員へ。
この大きな変化には、いくつかの転機があったと考えられます。
能登半島地震でのボランティア活動

転機の一つとして挙げられるのが、2024年1月に発生した能登半島地震です。
へずまりゅう氏は震災後、被災地を訪れて支援活動に参加しました。
炊き出しや被災者との交流などを行い、それまでの迷惑行為とは異なる姿を見せるようになります。
もちろん、こうした活動が本人の内面をどの程度変えたのかは、本人にしか分かりません。
しかし、人を困らせることで注目を集めていた人物が、人を助ける活動に取り組み始めたことは、大きな変化といえるでしょう。
奈良公園の鹿を守る活動を開始

へずまりゅう氏の現在の活動を語るうえで欠かせないのが、奈良公園の鹿の保護活動です。
奈良公園には多くの観光客が訪れますが、一部の観光客による鹿への不適切な接し方や、ごみの問題などが指摘されてきました。
へずまりゅう氏は、こうした問題に関心を持ち、奈良公園周辺でのパトロール活動を開始。
SNSでも活動の様子を発信するようになりました。
ただし、観光客による問題行為は国籍にかかわらず個別に判断されるべきものであり、外国人観光客全体の問題として捉えることは適切ではありません。
それでも、奈良の象徴である鹿を守ろうとする継続的な行動は、選挙でも支持を集める要因の一つになったと考えられます。
結婚によって責任感が芽生えた可能性も

もう一つの転機として考えられるのが、結婚です。
へずまりゅう氏は2023年に結婚しており、現在の妻は「しーちゃん」の愛称で知られています。
夫婦の間には過去に衝突もありましたが、その後は関係を修復。
妻も地域の清掃活動に取り組むなど、夫婦で社会貢献活動に関わる姿が報じられています。
結婚が直接的な更生の理由だったと断定することはできませんが、家庭を持ったことが人生を見つめ直すきっかけの一つになった可能性はあるでしょう。
本人も「生まれ変わった」と宣言
2026年4月1日、へずまりゅう氏は自身のXで、4年間の保護観察が終了したことを報告しました。
そして、過去の迷惑系YouTuberに戻るつもりはないという意思を示し、自ら「へずまりゅうは生まれ変わりました」と宣言しています。
今後も奈良のために働き、将来的には国政への挑戦も視野に入れているとのことです。
ただし、本人が更生を宣言したことと、社会から十分な信頼を得たことは別の問題です。
本当に変わったのかどうかは、今後の長期的な行動によって評価されていくことになるでしょう。
へずまりゅうが奈良市議に当選!なぜ有権者に支持されたのか?

2025年7月20日、奈良市議会議員選挙が行われました。
この選挙で、へずまりゅう氏は無所属で立候補し、初当選を果たしています。
獲得票数 8,320票
選挙結果 初当選
2025年7月20日執行・奈良市議会議員選挙
知名度だけではなかった?鹿の保護活動が支持につながる
へずまりゅう氏は、もともと全国的な知名度を持っていました。
しかし、知名度が高いだけで選挙に当選できるとは限りません。
今回の選挙では、奈良公園の鹿を守る活動を続けてきたことや、地域の問題をSNSで積極的に発信していたことが注目されました。
選挙戦では、鹿の保護に加え、メガソーラー建設への反対や奈良公園へのごみ箱、防犯カメラの設置なども訴えています。
こうした具体的な政策が、一定の有権者の支持につながったとみられます。
SNSでの発信力も大きな武器に
へずまりゅう氏の特徴は、政治家になった後もSNSを積極的に活用していることです。
従来の政治家とは異なり、日々の活動や考えを直接発信できることは大きな強みです。
特に、普段は地方政治に関心を持たない若い世代に対しても、政治を身近に感じさせる効果が期待できます。
一方で、SNSの投稿が注目されることと、議会で成果を上げることは必ずしも同じではありません。
今後は発信力だけでなく、政策の実現や議会活動の実績も問われることになります。
へずまりゅうの現在の議員活動とは?真面目に働いている?

2026年11月現在、へずまりゅう氏は奈良市議会議員として活動を続けています。
その中でも、特に注目されているのが、議員報酬や政務活動費に対する姿勢です。
議員報酬の明細をSNSで公開

2026年9月、へずまりゅう氏は自身のXで議員報酬の明細を公開しました。
公開された内容は次のとおりです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 月額議員報酬 | 596,000円 |
| 控除額 | 195,000円 |
| 差引支給額 | 401,000円 |
へずまりゅう氏は、議員報酬が市民の税金によって支えられていることへの責任感を表明しています。
また、政治に興味のない人にも議員報酬の実態を知ってほしいという理由から、SNSで公開していると説明しました。
議員報酬そのものは公表されている情報ですが、自らの給与明細をSNSに掲載するという行動は、政治に関心を持ってもらうための一つの試みといえるでしょう。
政務活動費を全額返納したと報告
さらに注目されたのが、政務活動費の返納です。
政務活動費とは、地方議会議員の調査研究や政策立案などに必要な経費として交付される公費です。
へずまりゅう氏は2026年5月、自身に交付された政務活動費56万円を返納したと報告しました。
今後も返納を続ける意向を示し、税金の節約につながると説明しています。
ただし、政務活動費は本来、議員が政策調査などを行うための制度です。
そのため、返納すること自体が必ずしも優れた議員活動を意味するわけではありません。
公費を無駄にしない姿勢は評価できる一方で、必要な調査研究を十分に行っているかどうかも重要な判断材料になります。
奈良のためにお金を使うという考え方
へずまりゅう氏は、議員報酬を奈良市内で使うようにしているとも説明しています。
自身の収入を地元で消費することによって、地域経済に貢献したいという考えのようです。
こうした姿勢には好感を持つ人もいるでしょう。
ただし、議員として最も重要なのは、個人の消費活動ではなく、住民の暮らしを改善するための政策を実現することです。
今後は奈良公園の環境整備だけでなく、地域経済、子育て、福祉、防災などの幅広い課題にどう向き合っていくのかも注目されます。
へずまりゅうの妻(嫁)とは?

へずまりゅう氏の妻は、SNSで「しーちゃん」「へずま嫁」として知られている女性です。
夫婦そろってSNSに登場することもあり、へずまりゅう氏の活動を支える存在として注目されています。
妻のしーちゃんとはどんな人物?
しーちゃんは、2022年11月に開催された格闘技イベント「BreakingDown6」に出場した経験があります。
へずまりゅう氏とは、彼がホストとして活動していた時期に客として知り合ったと報じられています。
その後、交際に発展し、2023年3月19日に婚姻届を提出。同年7月には結婚式を挙げました。
離婚騒動もあったが、その後は関係を修復
実は、へずまりゅう夫妻には過去に離婚騒動がありました。
2024年5月、へずまりゅう氏がSNSで離婚を示唆する投稿を行い、話題になったのです。
しかし、その後は妻との関係を修復したことを報告しています。
へずまりゅう氏は当時、仕事やSNSのことで余裕を失い、妻に八つ当たりしてしまったと説明しました。
また、家具などを壊してしまったことについても謝罪しています。
夫婦間の問題を公にすることには賛否がありますが、少なくともその後も夫婦として活動を続けていることが報じられています。
妻も奈良で清掃活動を開始
2025年10月、しーちゃんは自身のSNSで、観光地のごみ拾い活動を始めると宣言しました。
「ゴミ拾い侍」として、作務衣姿で清掃活動に取り組む様子が紹介されています。
へずまりゅう氏も妻の活動に反応し、夫婦で社会を明るくしていきたいという趣旨のコメントを寄せました。
かつては過激な言動で話題を集めていたへずまりゅう氏ですが、現在は妻とともに地域社会に関わる活動を行っています。
夫婦のこうした姿も、以前とは違った印象を与えている理由の一つかもしれません。
へずまりゅうの年収は?(議員としての)
へずまりゅう氏が奈良市議会議員として、どれくらいの収入を得ているのか気になる人も多いでしょう。
本人が公開した議員報酬をもとに計算してみます。
奈良市議としての月額報酬は59万6,000円
2026年に公開された報酬明細によると、へずまりゅう氏の月額議員報酬は596,000円です。
これを12か月分で計算すると、次のようになります。
年間議員報酬(期末手当を除く) 715万2,000円
596,000円 × 12か月
この金額は税金や社会保険料などが控除される前の額面報酬です。
なお、地方議会議員には、月額報酬とは別に期末手当が支給される場合があります。
そのため、実際の年間収入は715万2,000円より多くなります。
正確な年収を算出するには、対象年度の期末手当の支給率などを確認する必要があります。
議員以外の収入もある?
へずまりゅう氏は、議員活動のほかにもSNSなどから収入を得ていると説明しています。
2026年9月の投稿では、県外での宿泊費や交通費には、リオグループやSNSからの収入を使っていると述べました。ライブドアニュース
したがって、へずまりゅう氏の個人としての総年収は、議員報酬だけで計算した金額とは異なる可能性があります。
ただし、議員以外の収入額については十分な資料が確認できないため、総年収を断定することはできません。
また、政務活動費は議員個人の給与ではなく、議員活動のために交付される公費です。年収には含めません。
へずまりゅうの評判は?変わったことを評価する声と厳しい意見

へずまりゅう氏の現在の活動に対しては、さまざまな見方があります。
「人は変われる」と評価する見方
かつて迷惑行為を繰り返していた人物が、地域の清掃活動や鹿の保護に取り組み、市議会議員にまで当選したことは、異例の経歴といえます。
特に注目したいのは、一時的なボランティア活動にとどまらず、選挙に立候補し、政治家としての責任を引き受けたことです。
過去に問題を起こした人であっても、その後の行動次第で社会から再び評価される可能性がある。
へずまりゅう氏の歩みには、そんな側面もあるのではないでしょうか。
一方で、政治家としての資質を疑問視する声も
もちろん、すべての人がへずまりゅう氏の変化を肯定的に受け止めているわけではありません。
過去の迷惑行為に対する不信感に加え、政治家になってからもSNSでの強い言葉遣いや対立的な発信が注目されることがあります。
実際、2026年11月4日には、へずまりゅう氏が元新潟県知事の米山隆一氏から訴えられたとSNSで公表したことも報じられました。

報道によると、へずまりゅう氏は400万円を請求されていると説明していますが、訴訟の具体的な内容や司法判断は、この時点では明らかになっていません。
このように、現在も言動をめぐって議論が起きていることは見逃せません。
政治家に求められるのは、目立つことだけではなく、異なる意見を持つ人とも冷静に議論し、住民全体の利益を考えることです。
本当に変わったかどうかは今後の実績次第
へずまりゅう氏が迷惑系YouTuber時代とは異なる活動を行っていることは確かです。
しかし、政治家としての評価を決めるのは、SNSの投稿数や話題性ではありません。
議会でどのような質問をしたのか、どんな政策を提案したのか、そして奈良市民の暮らしにどのような成果をもたらしたのか。
こうした実績を継続的に確認していくことが重要です。
へずまりゅうは今後、国会議員になる可能性も?
へずまりゅう氏は、将来的な国政進出にも意欲を示しています。
2026年4月には、奈良市議として2期、3期と活動を続け、いつか国政にも挑戦したいという考えをSNSで表明しました。
ただし、国会議員になるには、地方議員とは異なる幅広い政策知識や調整能力が求められます。
奈良公園の鹿を守る活動は、地域の課題に取り組む入り口として意味のあるものですが、国政では経済、外交、安全保障、社会保障など、さらに広い分野への対応が必要です。
知名度や発信力という強みを、実際の政策立案能力へと発展させられるかどうか。
そこが、へずまりゅう氏の政治家としての将来を左右するポイントになるでしょう。
まとめ|へずまりゅうは本当に変わったのか?
かつて迷惑系YouTuberとして世間を騒がせたへずまりゅう氏。
しかし、能登半島地震の被災地支援や奈良公園の鹿の保護活動を経て、2025年には奈良市議会議員に当選しました。
現在は議員報酬の公開や政務活動費の返納など、税金の使い方に対する自身の考えも積極的に発信しています。
こうした行動を見る限り、少なくとも以前とは活動の方向性が大きく変わっていることは間違いないでしょう。
一方で、過去の行動に対する責任が消えるわけではなく、現在の言動にも賛否があります。
それでも、筆者としては、一度道を踏み外した人間が、その後の努力によって社会に貢献しようとすること自体は、前向きに評価されてよいと考えます。
人は本当に変われるのか?
その問いに対する答えを、へずまりゅう氏はこれからの議員活動を通じて示していくことになるのかもしれません。
今後、奈良市議会議員としてどのような成果を残していくのか、引き続き注目したいところです。


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