「ただ座ってただけなのに…」「Netflix見てるだけで心臓がドクドク…」
これは恋ではありません。間違っても推しのせいでもありません。
もしあなたが『何もしてないのに心臓がバクバクする』と検索してたどり着いたなら、それは立派な「体のSOS」かもしれません。
ここではちょっと笑いを交えつつ、でもきちんと医学的根拠に基づいて、あなたの不安を晴らす記事をお届けします。
何もしてないのに心臓がバクバクする…その正体とは?

まず結論から言いましょう。
何もしてないのに心臓がバクバクすると感じたとき、考えられる原因は意外と多岐にわたります。
- 不整脈(心房細動、発作性上室性頻拍など)
- 自律神経の乱れ(ストレス・睡眠不足・疲労)
- 貧血、甲状腺機能亢進症、低血糖
- 更年期によるホルモン変動
- カフェインやアルコールの影響
- 薬の副作用
一時的なものであれば問題ない場合もありますが、「頻繁に起きる」「持続する」「他の症状もある」という場合は要注意です。
更年期に多い?「何もしてないのに心臓がバクバクする」症状
女性にとって避けられない「更年期」。
この時期にはエストロゲンという女性ホルモンの分泌が急激に減少し、自律神経が乱れやすくなります。

すると、こんな症状が出てくることが…。
- 急に汗が出る(ホットフラッシュ)
- イライラ、不眠
- 「ドクドク」とした原因不明の動悸
「更年期かな?」と思ったら、婦人科や内科でホルモンバランスのチェックをしてみると安心です。
20代でも起こる?何もしてないのに心臓がバクバクする理由

「いや、まだ若いし」と思ったあなた。
20代でもストレス・不安・過労・カフェイン取りすぎなど、立派に心臓が暴れ出す原因を持っています。
特に現代の20代はこんな特徴が…
- 夜ふかし&睡眠不足
- スマホの見すぎで交感神経が優位
- 食生活が乱れがち
- 不安障害などのメンタル由来の症状
体力があるからこそ放置してしまいがちですが、症状が頻繁なら迷わず受診を。
ストレスが原因?“心のSOS”としての動悸
心の疲れも、立派に動悸の原因になります。
「なんだか息苦しい」「胸がざわざわする」そんなとき、心臓がバクバクするのは“戦うか逃げるか”のモードに入っている証拠。

特にパニック障害や不安障害では、
- 突然の激しい動悸
- 息切れ
- 胸が締め付けられる感じ
…などが現れることがあります。
この場合、循環器だけでなく、心療内科の受診も検討しましょう。
心臓がバクバクする原因と治し方|放っておいてはいけない症状も
動悸の治し方は、原因によって異なります。が、大まかにはこんな流れです。
原因別の対処法
原因 | 対応策 |
---|---|
不整脈 | 心電図検査 → 薬物治療 or アブレーション(焼灼術) |
自律神経の乱れ | 規則正しい生活・カフェインを控える |
更年期 | ホルモン補充療法 or 自律神経を整える漢方薬など |
貧血 | 鉄分補給(サプリ or 食事) |
精神的要因 | カウンセリング・心療内科治療・薬物療法 |
放置NGな危険サイン
- 動悸が30分以上続く
- 胸痛、息苦しさ、めまい、冷や汗
- 意識が飛びそうになる
- 失神した
こうした症状があるなら、すぐ病院へ!
まとめ|「何もしてないのに心臓がバクバクする」は、体の警報かも
たしかに“何もしてない”かもしれません。でも、あなたの身体は「ちゃんと感じている」のです。
それはストレスかもしれないし、不整脈という心臓のシグナルかもしれない。
大切なのは、気づいたら無視しないこと。
気になる動悸があれば、まずは内科か循環器内科へ。場合によっては婦人科や心療内科も視野に入れて、専門家に相談してみましょう。
恋かと思ったら、違った――
でも、ちゃんと「自分を思いやる」ことができたなら、それはあなたにとって最高の自己愛かもしれません。

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