アイドルの新時代を築いた松田聖子。彼女は単にアイドルの頂点を極めただけではなく、あの時代の最先端を独走していたのだ。その事に気付いている人は稀である。
昨日のニュースで、他のアイドルを抑えて堂々1位に輝いたという松田聖子。その記事を読んでひとこと言いたくなったのでここに記す。
「最強だと思うアイドル」をアンケート調査 :文春オンライン
文春オンラインが実施した「あなたが選ぶ『最強のアイドル』」アンケート結果の要約とランキングは以下の通りです。このアンケートは、20~70代を中心に336人が参加し、各人が1位から3位までのアイドルを選び(1位5点、2位3点、3位1点)、合計得点でランキングが決定しました。
最強のアイドルランキング
- 松田聖子 – 392点
- 一世を風靡した永遠のスーパーアイドル。歌唱力とアイドルとしての魅力が輝き続けています。
- 中森明菜 – 186点
- 強いアーティスト性と独自のスタイルで、独特のアイドル像を確立。
- 小泉今日子 – 178点
- かわいい笑顔ととんがった媚びない言動で、変わらぬ魅力を放ち続けるアイドル。
- SMAP – 143点
- 国民的アイドルグループとして、解散後もその影響力は絶大です。
- 山口百恵 – 136点
- 引退コンサートは伝説的。圧倒的存在感と歌唱力で、今なお多くのファンを魅了。
これに続き、ピンク・レディー、キャンディーズ、西城秀樹、嵐、郷ひろみなどがランクインしています。各アイドルには、その時代やファンにとって特別な意味を持つエピソードや功績があり、アンケート回答者からのコメントはそれぞれのアイドルへの深い愛情と尊敬の念を示しています。
アンケートでは、音楽だけでなく、アイドルが持つ個性や文化的影響力が評価されており、彼らがいかに多くの人々の生活に色を加え、感動を与えてきたかがうかがえます。
あなたは明菜派?それとも聖子派?
という問いが昔からあるが、個人的にはレベチだと思っている。明菜派の方々には申し訳ないがそれが正直な気持ちだ。
断わっておくが、中森明菜のレコードも買ったし、好きな曲もたくさんある。あの時代のスーパーアイドルであったことは事実として認識している。
しかし、松田聖子というアイドルは他のたくさんのアイドル達より頭一つ、いやもっと抜きん出ていた。
中森明菜、小泉今日子、松本伊代、早見優、石川秀美、堀ちえみ等々、みんな「聖子ちゃんカット」だったし、男性アイドルからも良くモテていた。
我が高校の卒業アルバムの写真では、女子の半分は「聖子ちゃんカット」だった。はっきり社会現象を起こしていたのだ。
とまあ、ここまでは周知の事実であろう。ここからが本題だ。
自由奔放な生き方が常に時代をリードしていたアイドル
常に男性との浮名を流していた松田聖子。それでいてイメージが悪くなる事はあまりなかった。
自分の気持ちに正直なところとか、深刻にならずあっけらかんとしているところとか、とにかく「女性の自由奔放な生き方が許される風潮」を作り出した人のひとりである事は確かだ。
家田荘子や内田春菊がそうであったように。(異論があるとは思うが…)
子供が欲しい、仕事がしたい、結婚したい、離婚したい、常にパートナーが欲しい、家庭に入るのはイヤ、常に母や妻ではなく女でいたい・・・今だと普通(?)だが、あの時代はそう主張するのはかなり憚れたと思う。
最近もまた驚かされた・・・
松田聖子、中央大学法学部通信教育課程を卒業「法律を学ぶことができた4年間は素晴らしい時間」
歌手の松田聖子(62)が中央大学法学部通信教育課程を卒業したことが24日、分かった。学士(法学)の学位が授与された。
引用元:報知新聞社
娘さんの悲しい出来事を乗り越えて大学卒業に至った聖子さん。リスペクトしかない…
伝説そして神話となるアイドル:松田聖子
千年後の世界でも語り継がれるであろう「松田聖子」という名のアイドル。単なるアイドルではなかった事実が次第に明白になっていく未来が見える。女性の生き方の多様性を自ら示したアイドル。日本の封建的な社会に風穴を開けたアイドル。自らの欲求に忠実に生きることを体現してみせたアイドル。
千年後には伝説として名を残し、2千年後には何かの「女神」として神話に登場するだろう。
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