新年が明けると、商売繁盛を願う人々でにぎわう「十日戎(とおかえびす)」。 関西ではおなじみの行事ですが、実は関東にも似た文化があり、呼び方や開催時期が異なります。
この記事では、
- 十日戎とはどんな行事?
- 2026年の日程
- 関西と関東の違い
- 福笹・熊手の意味と飾り方
- どちらを選ぶべきか?
- 正しい返納方法
まで、初めての人でも迷わないように わかりやすく徹底解説 します。
十日戎(とおかえびす)とは?
十日戎とは、七福神の一柱である 恵比寿(えびす)様 を祀り、 商売繁盛・家内安全・五穀豊穣 を願う行事です。

■ 開催日(毎年固定)
- 1月9日:宵戎(よいえびす)
- 1月10日:本戎(ほんえびす)
- 1月11日:残り福(のこりふく)
特に10日の本戎は最もにぎわい、福笹や熊手を授かる参拝者で境内がいっぱいになります。
【2026年】十日戎の日程
2026年も例年通り 1月9日〜11日 に開催されます。

主な有名神社
- 今宮戎神社(大阪)
- 西宮神社(兵庫)
- 京都ゑびす神社(京都)
特に西宮神社の「福男選び」は全国ニュースでも話題になります。
関西と関東の十日戎の違い
十日戎は関西の文化として知られていますが、関東にも「えびす講」という似た行事があります。
比較表
| 項目 | 関西 | 関東 |
|---|---|---|
| 呼び方 | 十日戎・えべっさん | えびす講・二十日戎 |
| 主な開催日 | 1月9〜11日 | 10月20日・11月20日・1月中旬など |
| 主な神社 | 今宮戎、西宮神社、京都ゑびす | 寶田恵比寿神社、椙森神社、平塚三嶋神社など |
| 雰囲気 | 屋台多数・大規模・福娘が有名 | 地域色が強く、時期もバラバラ |
| 縁起物 | 福笹が主流 | 熊手が主流(酉の市文化の影響) |
関東では「十日戎」という言葉自体があまり浸透しておらず、 えびす講=商売繁盛の行事 として広く行われています。
福笹(ふくざさ)とは?意味と由来
福笹は、笹に縁起物(吉兆)をつけたもので、 「笹の生命力の強さ=繁栄」 を象徴しています。


■ 福笹につける主な縁起物
- 小判
- 大黒様
- 鯛
- 米俵
- 福俵
- 宝船
これらは神社や地域によって異なり、職人の技が光る工芸品としても人気です。
熊手とは?福笹との違い
熊手は「福をかき集める」という意味を持つ縁起物です。

■ 福笹との違いまとめ
| 項目 | 福笹 | 熊手 |
|---|---|---|
| 意味 | 繁栄・成長 | 福を集める |
| 見た目 | 笹に吉兆をつける | 竹製の熊手に飾りをつける |
| 価格帯 | 比較的安価 | サイズにより幅広い |
どちらが良い悪いではなく、 地域の文化や自分の好みで選んでOK です。
福笹・熊手の正しい飾り方
■ 飾る場所
- 神棚がある場合 → 神棚へ
- 神棚がない場合 → 目線より高い位置の壁や棚
- 玄関の上部も人気
■ 飾る方角
- 基本は 恵方(2026年は南南東) が良いとされる
- ただし「絶対」ではなく、清潔で高い位置なら問題なし
■ NGな場所
- 床に置く
- トイレ・浴室など不浄とされる場所
- 低すぎる位置
毎年の交換タイミングと返納方法
福笹・熊手は 1年ごとに新しいものに交換 するのが一般的です。
■ 返納方法
- 購入した神社へ返納(お焚き上げ)
- 十日戎の期間中に返すのがベスト
2026年に行くならどこがおすすめ?
■ 初めてなら…
- 今宮戎神社(大阪) → 屋台が多く、雰囲気が華やか


■ 伝統を感じたいなら…
- 西宮神社(兵庫) → 福男選びで全国的に有名


■ 落ち着いて参拝したいなら…
- 京都ゑびす神社 → 古都らしい静かな雰囲気


まとめ:2026年の十日戎で福を呼び込もう!
十日戎は、関西だけでなく関東にも根付く「福を授かる行事」。 福笹や熊手は、正しく飾ることで一年の商売繁盛・家内安全を願う大切な縁起物です。
2026年の新しい一年を、恵比寿様の福とともにスタートさせましょう。

ここからは補足記事となります
関西の十日えびすと関東の二十日恵比寿は同じ?
結論から言うと、「同じ“えびす講”というルーツを持つが、関西の十日えびすと関東の二十日恵比寿は“別の行事”として発展した」という関係です。
関西の十日えびす vs 関東の二十日恵比寿
| 項目 | 関西:十日えびす | 関東:二十日恵比寿 |
|---|---|---|
| 開催日 | 1月10日前後(9日〜11日) | 10月20日・11月20日・1月20日 |
| 代表的な神社 | 西宮神社(兵庫)、今宮戎神社(大阪)、京都ゑびす神社(京都) | 寶田恵比寿神社、椙森神社、浅草神社など |
| 性格 | 大規模で全国的に有名。福男選びなど話題性大 | 商店街と結びついた地域色の強い行事 |
| 呼び名 | えべっさん | えびす講、二十日戎 |
| ルーツ | えびす講の一形態 | 同じくえびす講の一形態 |
どちらも「えびす講」の一種
えびす講は恵比寿神を祀る民間行事であり、 十日えびすも二十日えびすも“えびす講の地域差”と説明されています。
開催日が地域で大きく異なる
- 関東:10月20日・11月20日・1月20日
- 関西:1月10日前後(十日戎) と明確に分かれています。
どちらも商売繁盛・五穀豊穣を祈る
ご利益や祀る神様(恵比寿神)は同じです
結論
ルーツは同じ「えびす講」。 しかし、開催日・規模・地域文化の違いから、 “関西の十日えびす”と“関東の二十日恵比寿”は別の行事として定着している。
酉の市と二十日恵比寿の違い
- 酉の市:鷲神社(おおとりじんじゃ)系で行われる、開運招福・商売繁盛の市。
- 二十日恵比寿:恵比寿神を祀る「えびす講」の一つで、商売繁盛・豊漁・五穀豊穣を祈る行事。
| 項目 | 酉の市 | 二十日恵比寿 |
|---|---|---|
| 祀る神様 | 大鳥神(日本武尊など) | 恵比寿神(七福神の一柱) |
| 由来 | 鷲神社の祭礼。武運長久・開運の神を祀る | 神無月に出雲へ行かない「留守神」恵比寿を祀る行事 |
| 開催日 | 11月の酉の日(年に2〜3回) | 主に1月20日・10月20日・11月20日 |
| 地域 | 主に関東(浅草・新宿など) | 全国各地(関東に多い) |
| 特徴 | 熊手を買って福を「かき集める」 | 福笹・熊手・べったら市など地域色が強い |
| 性格 | 市(マーケット)色が強い | 神事+商店街イベントの両面がある |
酉の市とは?
- 鷲神社(大鳥神社)で行われる祭礼
- 開運・商売繁盛を願う
- 熊手を買うのが特徴
- 11月の「酉の日」に開催されるため年に数回ある
- 由来は恵比寿講とは異なると明記されています
二十日恵比寿とは?
- 恵比寿神を祀る「えびす講」の一つ
- 商売繁盛・豊漁・五穀豊穣を祈る
- 開催日は地域差が大きく、1月20日・10月20日・11月20日が多い
- 「べったら市」など地域ごとの特色が強い
- 恵比寿神は神無月に出雲へ行かない「留守神」とされ、そこに祈る行事
つまりどう違うの?
- 神様が違う
- 由来が違う
- 開催日が違う
- 祭りの雰囲気も違う
酉の市は「鷲神社の開運市」、 二十日恵比寿は「恵比寿様の福祭り」。
どちらも縁起物の熊手が出るので似て見えるけれど、ルーツはまったく別物なんです。
東京の二十日恵比寿(えびす講)の開催日
基本の開催日
- 10月20日
- 1月20日
関東ではこの2日が多く、これを「二十日(はつか)恵比寿」と呼びます。
東京で二十日恵比寿が行われる主な神社
- 寶田恵比寿神社(中央区)
- 椙森神社(中央区)
- 恵比寿神社(渋谷区)
- 浅草神社(台東区)
これらはいずれも「べったら市」などと結びついており、10月20日・1月20日を中心に行事が行われます。
酉の市や二十日恵比寿、十日えびすは、地域ごとに形を変えながら受け継がれてきた福の祭りです。商売繁盛や一年の無事を願って、皆さんもぜひ足を運び、福を授かりに参拝してみてください。


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