自民党の和歌山県連に所属する若手議員グループが去年の11月に和歌山市で実施した交流会が、不適切な行動を含んでいたことが明らかになりました。この会の責任者である青年局長の川畑哲哉県議は、問題の性質を受けて、自民党からの離党を申し出ました。この騒動の流れを追ってみた。
先ず、産経新聞がスクープ!
<独自>自民党青年局近畿ブロック会議後の会合で過激ダンスショー 口移しでチップ渡す姿も 費用は党が支出
引用元:産経新聞
その後瞬く間に拡散
和歌山県連の川畑哲哉県議離党へ
和歌山県議の川畑哲哉氏が、性的に過剰な表現を含むダンスパフォーマンスを取り入れた自由民主党の地方会合の企画責任者として、2024年3月11日に党を脱退しました。この決断は、女性ダンサーが露出度の高い衣装で招待されたという事件に端を発します。川畑氏は、この会合の主催者であり、自民党和歌山県連の青年局の長を務めていました。
会合では、参加者がダンサーに直接チップを渡したり、衣装を介して不適切な触れ合いを行ったりするなど、不適切な行為が報告されました。これらの行為は、党内外から強い批判を受け、川畑氏を含む複数の議員が職を辞する事態に至りました。
この事件は、自民党が政治資金の管理に関して緩慢であるという指摘に火をつける形となりました。特に、会合の運営費用として120万円が支出されたことが問題視され、この費用は参加者の会費や党員からの党費などから賄われたとされていますが、税金の使用が疑問視されました。しかしながら、地方組織は公費を使用していないと回答しています。
この一連の騒動は、自由民主党にとって、政治と金銭問題が既に存在する中でさらなる試練となりました。党内からは、このような事件が党のイメージをさらに損なうことへの懸念の声が上がっています。
自民党和歌山県連は11日、近畿地域の6つの府県からの若手議員が参加した懇親会で、過激な衣装を身に着けた女性パフォーマーによる余興を提案した川畑哲哉県議(岩出市)の離党願を受理しました。県連の幹事長である山下直也県議(和歌山市)は、「主催した県連として、このような事態を引き起こしてしまい、心からお詫び申し上げます」と謝罪しました。
懇親会は昨年11月18日に和歌山市のホテルで開催され、近畿ブロック会議の後に行われました。招待された女性パフォーマー5人が、露出の多い下着のような衣装を身に着けて、ステージやフロアでダンスを披露しました。一部の参加者がパフォーマーに対しチップを渡したり、体に触れたりする場面もあり、これに対して不適切だとの声が一部から上がりました。
川畑県議は11日、一連の騒動に関して謝罪し、「このイベントは多様性や働き方に関する議論を促すための提案であった」と趣旨を説明しました。また、「ゴーゴーダンス」については知識があったが、衣装の詳細まで事前に確認していなかったと述べました。離党の責任を取るが、議員を辞職する意向はありません。
県連によると、会議と懇親会の費用は合計で約120万円でした。そのうち約90万円は党本部からの助成金と参加者の会費で賄われ、約30万円は県連の一般会計から支出されました。懇親会の費用には公費は使用されていないとのことです。
川畑哲哉県議の経歴
平成18年1月3日~平成26年12月20日
参議院議員(現参議院自由民主党幹事長)
世耕弘成 秘書 川畑哲哉 Official Siteより
自民党青年局長藤原崇氏の動向 2024/03/12
昨年11月、自民党の青年局が主催した近畿ブロックの交流会において、露出が多い衣装を着用した複数の女性パフォーマーを招聘したことが問題視されました。この一件で、藤原崇氏(40歳、岩手県第3選挙区の衆議院議員)は青年局長の職を辞することになり、騒動が明るみに出てから初めて、衆議院の本会議に参加しました。その後、記者団に対し、「私が最終責任者です。深くお詫び申し上げます」と再度謝罪しました。
藤原氏は、青年局長代理を務めていた中曽根康隆氏と共に当該の会合に参加していました。参加者の中には、女性パフォーマーに直接チップを渡したり、彼女たちに触れる者もいたと言われています。この件が産経新聞によって報じられた後、藤原氏と中曽根氏は役職を辞すこととなりました。
藤原氏は、パフォーマンスの内容、特に女性ダンサーがセクシーな衣装で出演することについては事前には知らされていなかったと主張しています。彼は、「ステージに彼女たちが現れた瞬間に初めて知った」と述べ、チップを直接渡す場面を見た記憶がないとも言及しました。さらに、女性ダンサーに触れたかどうかについて問われると、「私は触っていないと記憶しています」と応えました。
しかし、会合の後で「事務局と、このような演出が適切ではなかった可能性について話し合った」とも言っており、いくらかの不適切な認識があったことを示唆しました。青年局の会合でこのようなパフォーマンスが慣例となっていたかどうかに関しては、「私が参加した限りでは、そうではなかった」と否定しました。パフォーマンスが始まった後に中止する選択肢があったかについては、「それを行わなかった責任が大きい」と繰り返し述べました。
この事件は、派閥政治や政治資金の不透明な取り扱いなど、自民党に対する国民の信頼を損なう事態の中で発生しました。藤原氏は、党の政治刷新に関する本部で事務局次長を務めており、この役職に留まるかどうかについては、「人事を決定する権限を持つ者の判断に委ねる。まずは青年局の責任をとるべきだと思っている」と述べました。最終的に、離党や議員辞職の可能性については、「先に述べた通りです」としながらも、具体的な答えは避けました。
結局事実はこうだ…
ちなみに、この後ろ姿のハゲオヤジも世耕の現秘書らしい…
以上、自民党王国和歌山県での出来事でした。
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